電車で土合から越後湯沢へ
越後湯沢に到着。
乗客の過半数が降車。
今度こそ昼食を取りに越後湯沢駅前散策。
越後湯沢の駅舎を出るとびっくりするほど人が居ない・・・。
土合駅の方が活気があったレベル。
駅前の商店街もゴーストタウンかと思えるほど人影がない。
商店街に入り、一角に「菊新」という定食屋を発見したので入店。
15時前とあって客は俺一人だった。
入店後、メニューを拝借。
そば、うどん、丼、定食とあるが、腹もペコちゃんなのでガッツリ食べたいので定食の中から選ぶことに。
「越後もちぶた」という文字が気になったので、ロースカツ定食を注文。
ロースカツ定食が到着。
見た目は普通のとんかつ、むしろ若干薄い気がするが・・・。
はずれか・・・・?
とりあえず、とんかつを一口食べる
これは!!
肉がモチモチしていてうまいじゃないか!!
衣のサクサクとした触感が更に肉のモチモチ感を後押ししている。
それに肉自体の旨みがあるので、ソースちょっとつけるくらいでも十分うまい。むしろ塩だけでも行けそう。
てっきり、肉が薄くてパサパサのくせに値段だけは高い外れのとんかつかと思ったが、これは今まで食べたとんかつの中でも1,2位を争うレベルの美味さ。
通と言えるほどとんかつを食べていないのはここだけの秘密。
昼食後、店を出て商店街を散策する。
シャッターの閉まった人気のない商店街だな。
温泉街と聞いていたので熱海みたいに活気があるのかと思っていたが、かなり寂れている。
商店街を歩いていると温泉「400円」の文字が。
入りたいのも山々だが、着替えを持ってきてないのでスルー。
それにしても温泉が400円って安いな。今度入りに行きたいな。
商店街を抜け、県道351号を歩く。
東京みたいなゴミゴミした所に住んでいると、こういった田舎町を歩くのもいいもんだと思う。
それにしても人気がないな。あんな山奥の土合駅周辺でさえそこそこ人気があったのに・・。
県道を歩いていると学校が・・・。
小学校か中学校か分からないが結構大きいな。教室めっちゃ空いていそう・・・。
目の前の山の所為か急に暗くなってきた。
それにしても次はどこに行こうか・・・。
県道351号を左折し、坂を上ると「白瀧酒造」と書かれたでかい建物が。
酒蔵だろうか、酒飲みたくなってきたな・・・。
越後湯沢に到着。
駅舎に入り、次何処に行くか決めるため時刻表を確認。
六日町行きが30分後、長岡行きが40分後にあるのを確認。
六日町だと、もう一度在来線で越後湯沢に戻らないといけないのでその先に行く長岡行きで行ける新幹線停車駅を確認。
一番近いのは浦佐駅のようだ。
次の行先は浦佐駅に決定。
越後湯沢駅の構内で利き酒
電車の発車時刻まで時間があるので駅構内を散策。
散策していると「きき酒体験コーナー」の文字が。
さっき酒蔵の横を通り過ぎて酒が飲みたくなったので入店。
500円でお猪口5杯分好きな地酒を飲めるようだ。
500円を支払いメダル5枚を受け取る。
一目散にさっき酒蔵を通り過ぎた白瀧酒造の酒を探し、注ぎ口にお猪口をスタンバイしコインを投入。お猪口に酒が注がれる。
酒を一口。重めの辛口で美味い。ただ日本酒は甘口派の俺的には好みではなかった。
そのあと適当に3杯地酒を頂き、最後に一番人気の「越後鶴亀」を頂く。
こちらは甘口でさっぱりしていて俺好みだった。
利き酒を楽しんだ後、利き酒コーナーを後にしホームに向かう。
浦佐へ向かう
長岡行きの電車の発車まで20分程あるので、先発の六日市行の電車に乗車する。
こっちのが座席が豪華だったし、普通のくせに六日市までノンストップだし。
越後湯沢を出発し、しばらくすると車窓の見晴らしがよくなる。
快晴も相まってすごく綺麗な景色。こんな車窓がしばらく続く。
うんいい景色・・・。
六日町に到着。
長岡行きの電車をしばらくホームで待ち惚ける。
夕景も相まってなんか絵になるな・・・。
約20分後、長岡行きの電車が到着。
着席できないほどそこそこ混んでいた。
浦佐駅に到着。
ホームには電車待ちの高校生の大群が。
電車は一気に満員になり浦佐駅を出発していった・・・。
改札を抜けると、駅のコンコースに電車待ちの真面目そう高校生たちが真面目に勉強していた。
こういう田舎の駅だと見た目からDQNな高校生たちがDQNな行為をして駅員に注意されるのが常であるが、ここでは真逆の光景が広がっていた。
真面目に勉強するのが正しい高校生の姿だろうが、なんか異様な光景に見えた。
最寄りの高校は進学校なのかな?
浦佐散策
駅舎を出ると鄙びた住宅街が広がっていてとても新幹線の停車駅とは思えない。
駅舎は新幹線停車駅だけあって、街に不釣り合いな程大きい。
あと、裸押し合い大祭と気になるが文字が。
綺麗なお姉さんの裸の押し合い祭りならいいなあと思ったが、どうせ厳ついおっさん達の裸の押し合いなんだろうな。
※グーグル先生に聞いたところ、褌姿の男達が押し合う祭りでした。非ノンケの方々は、いっぺん行ってみては如何でしょうか・・・。
鄙びた街を散策する。
なんでこんな所に新幹線の駅が・・・。どうせ大人の事情だろうな。
どうせこの先何もないだろうと駅に引き返そうと思っていたところ、道路の案内板に毘沙門堂の文字が。
毘沙門堂に向かう。
案の定参拝客は俺一人。もう少し早い時間に行ったら参拝客いるんだろうけど・・・。
門と潜ると参道に蠟燭のようなオブジェらしきものが並んでいる。
なんか京都の伏見稲荷大社思い出した。オブジェに書き込まれてる企業名や団体名のところが特に。
伏見稲荷大社はこんな感じ。(2014年5月撮影)
古めかしい赤いトタン屋根の屋敷があるが住職の自宅だろうか?
元々は茅葺き屋根なんだろうな。
これが毘沙門堂。中に入ると賽銭箱が置いてあり、横にはおみくじとかお守りとか売っていた。
賽銭箱って屋外にあるイメージがあるが、賽銭箱が堂内にあるのって普通なのだろうか・・・。
参拝し、毘沙門堂を後にする。
毘沙門堂から浦佐駅に戻り、反対側の出口に出た頃には日が沈み暗くなっていた。
駅前の通りをまっすぐ行くと橋があったので渡ってみる。
周りに高い建物が無いので橋からの景色はかなりいい。
宵の景色っていいな。なんだかもの悲しさがあって・・・。
うんいい・・・。
しばらくぼーっと橋の上で景色を眺め、駅に戻る。
ホームに上がり帰りの新幹線を待つ。
帰りの新幹線が到着。
ホームにはそこそこの日人が。
こんな田舎町に不自然にそびえる新幹線駅だけあって閑古鳥が鳴いているのかと思ったが意外と乗客いるんだな。
新幹線に乗車すると通路反対側の座席で、初老と思しき爺さんが30代くらいと50歳くらいの女性二人にうんちくを披露していたが、話を聞いていると初老の爺は実は漫画家らしい。何の漫画描いてる人なのだろうか。年齢的に有名な作品の作者かもな。
もしかしたら女性二人も漫画家なのかもしれない・・・。
車窓はどんどん東京に近づき、薄暗かった車窓がマンションや住宅の灯りで明るくなり、黄緑色や水色の帯の電車が見えて来たところで東京に戻ってきたことを実感。
それにしても、ここ1年くらい旅行帰りや帰省のとき車窓から黄緑色や水色の電車が見えてくるとゲンナリするというか鬱々した気分になるのは何故だろうか。日々の社畜生活の所為だろうか・・・。
土合駅は秘境駅とは思えないほど見物客が居て、なんなら越後湯沢や浦佐より活気があって、誰も居ない僻地にある鄙びた駅を想像していたが期待外れだった。10月の行楽シーズンではなく真冬に行けば違ったのかもしれないが・・・。
ただ、越後湯沢は美味いとんかつが食え、500円で利き酒が出来、400円で温泉に入れる良い街のでまた来てみたいと思った。温泉には入りそびれたし。
終わり。