2010年7月24日。
午前中に買い物を済ませ帰宅しようと思い、仙台駅の改札に入ると臨時列車「利府」行きの電車が。
駅のポスターには新幹線車両基地まつりの文字が。
それも今日が開催日らしい。
新幹線車両基地まつりなんて小学校の時以来行ってないな。
約10年ぶりに行ってみようと利府行きの列車に乗車した。
電車は約10分ほどで車両基地(JR東日本新幹線総合車両センター)に最寄りの新利府駅に到着。
乗客のほとんどがここで下車していった。
駅からすぐ目の前が車両基地で、敷地内にはかき氷とか綿菓子とか出店が 並んでいた。
10年ぶりにここを訪れたがあまり変化を感じなかった。
それにしてもマニアから家族連れまですごい人だな。
工場内に入ると、台車の点検で台車が取り外されたE3系「こまち」があった。
※E6系(2017年3月 仙台駅にて撮影)
ちなみに、こまちは新型のE6系に全て置き換えられて、E3系「こまち」はもう存在しない。
※車両自体は「やまびこ」「なすの」で運用中。
E3系の奥にはE2系が止まっており、新幹線の真横を通る車両点検用通路が通れるので通ってみる。
通路は車両を点検しやすいように1mくらい線路より下にあり、普段見ることのできない新幹線の台車を間近で見ることができる。
写真では分からないと思うが、かなりデカい。台車は腰の高さくらいまでありそう。
車両工場内を歩いていると塗装が薄い車両が。
塗装し直してるのか?
近くでも見学できるようだ。
車内を撮影してみると椅子が撤去されていた。
車両の点検かな?
2011年3月運用開始のE5系「はやぶさ」が展示しており、かなりの人だかりと記念撮影するための列が出来ていた。
随分と長い鼻だな。320km/h運転するだけある。
E5系の隣には、新幹線電気・軌道総合検測車E926形「East-i」が止まっている。
新幹線の線路や電気設備を点検する車両だ。
こちらは全く人気が無く、ほとんどの人が見向きもしていなかった。
1編成しか存在しない激レア車両なのに・・・。
台車が大量に置かれているところがあり、ここが新幹線の台車を点検・修理する台車工場らしい。
ここまでたくさん並べられると壮快だな。
近くには新幹線のモーターも置かれていた。
思ったより小さいんだな。
車輪もたくさん置かれていて
車輪が触れられるように展示してあり、
こちらがメンテナンスで研磨してピカピカになった車輪で
こっちがメンテナンス前の車輪。
メンテナンス前後でこんなにも違うんだな。
車両工場の端にはE3系「つばさ」が。
こちらは何の点検をしてるのだろうか。
それにしても人気が無いのか全く見物客がいないし・・・。
車両工場を出ると、先程のE5系が機関車に牽引されていた。
そういや試乗体験やってるんだったな。
E5系が車両工場に戻ったタイミングでもう一度見に行くと、終了時間も近い為か人もまばらだった。
さっきE5系を撮った時には気付かなかったが、運転席の座席が展示してあった。
終了時間も迫ってきたので、車両基地を後にして帰宅した。
10年前と比べて車両基地自体は変化を感じなかったが、当時新型車両で展示車の目玉だったE2系、E3系が今では脇役に徹していて時代を感じた。
正直言うと、この記事を書いている2017年現在から見たら、この2010年も時代を感じる。
ついこの間まで大学生だと思っていたのに、気付いたらおじさんと呼ばれても違和感のない歳になってしまった。
時の流れは残酷だ。
ちなみに、この車両基地祭りは今年も開催され、開催日時は以下の通りだ。
開催日時 2017年10月21日(土)9時30分〜15時開催日時
※入場は14時まで,入場無料.
この記事を見て気になるようだったら10月21日の車両基地祭りに行ってみては?
自分もこの日に帰省出来たら行こうと思う。7年ぶりに。
おわり。