2016年1月9日。
せっかくの休日なので横浜まで足を運び、みなとみらい周辺を散策していた。
ふらふらと赤レンガ倉庫に入り、ウインドウショッピングをしていた。
外の空気も吸いたい気分になったのでバルコニーに出てみると、海上保安庁の船が止まていた。
その隣の白い建物に「工作船資料館」の文字が。
何回か横浜に来ていたがこんな建物あったっだろうか。
気になったので建物まで行ってみる。
入場料取られるのかと思ったが無料のようだ。
海上保安資料館横浜館-Japan Coast Guard Museum YOKOHAMA-
入館するとすぐにでかでかとボロボロになった大きな船が展示してあった。
展示資料を見てみると、この船は、2001年に発生した九州南西海域工作船事件で、巡視船から逃走・攻撃のあと、自爆して沈没した北朝鮮国籍の工作船のようだ。
また、この工作船からの押収物も展示してあり、缶詰とかの食料品、携帯電話(日本製)、金日成のバッチから機関銃まで展示してあった。
建物の奥の方に行くと、工作船の内部(小船格納庫)を見ることが出来る。
巡視船の正当防衛射撃で開いた穴を塞ごうとしてる様子が伺える。
モモヒキで穴を塞ごうとしているのでかなり焦っていたんだな。
もっと穴塞ぐのに良いものは無かったのだろうか。
この船に搭載されていたニ連装機銃も展示してある。
こんな大きな機関銃が搭載されているとか、もはや漁船ではないな。
先程の小船格納庫に格納されていた小型船も展示してある。
この小型船、ただの漁船にしか見えないが、スウェーデン製のガソリンエンジンを3基搭載して50ノット(92.6km/h)で高速で走行できるように改造されている。
甲板上も見学できるように階段と通路が設置してある。
工作船後部の甲板が盛り上がっているのは、自爆した時の衝撃のためらしい。
ちなみに、見学している間自分以外見学者はおらず、認知度がかなり低いようだ。
自分はこの日初めて知ったわけだし。
工作船資料館(海上保安資料館横浜館)の見学を終え、横浜中華街へ向かった。
おまけ
横浜大さん橋に「にっぽん丸」という大型クルーズ船が止まっていた。
どこか海外にでも向かうのだろうか。
まとめ
赤レンガ倉庫を含めて何回か横浜には来ていたが、工作船資料館の存在は知らなかった。
実物の北朝鮮の工作船が展示してある貴重な資料館で、無料なのにかなり見ごたえがある。
横浜へ行く期待があったら是非とも訪れた方がいいと思う。
ここ最近、何かと北朝鮮の話題で持ちきりだし。
追記
この記事を投稿した翌日8月29日。
北朝鮮からミサイルが発射され日本上空を通過した。
運良く何の被害もなかったのが幸いだった。
これ以上ミサイルを飛ばさないでくれと願う。
おわり。