2015年9月20日。
ついにロードバイクで箱根の峠を攻める日が来た。
輪行の練習も散々やったし問題なしだ!
今回のルートは強羅駅から仙石原を経由して元箱根港を通り、箱根峠を越えて、静岡県の三島駅をゴールとした。
東海道線で小田原へ
自宅から電車を乗り換えて上野へ。
上野で上野東京ラインに乗車して小田原へ。
ガラガラのグリーン車に乗車して、えっちらおっちらと狭い階段をロードバイクを担いで登って、「よし、再後部座席の後ろのスペースに置くぞ!!」と思った。
しかし、ロードバイクの幅があり入らないじゃないか!!
どこに置くか悪戦苦闘して、自席の隣にねじ込んでなんとか事なきを得た事にした。
その頃には新橋駅を出発していた。
1時間半かけて終点の小田原に到着。
ここまで誰もグリーン車に乗ってこず、俺専用車両と化していた。
箱根登山鉄道で強羅へ
小田原から箱根登山鉄道に乗り換える。
ここから箱根湯本までは普通の電車で、ガラガラで座ることが出来るが自転車を置く場所が無いので立って行った。
箱根湯本に到着。
強羅行きの電車に乗り換える。
箱根湯本から仙石原までロードバイクで行こうと思っていたが、7月の旅行でバスで通っていたが、箱根湯本から強羅までの道は狭いし、渋滞しているし、隣に座っていた友人はバス酔いで今にもリバースしそうだしでここ走りたくないということで強羅駅まで電車行くことにした。
すぐに電車は強羅へ向けて出発した。
発車と同時に車内アナウンスが流れる。
「箱根登山鉄道をご利用くださいましてありがとうございます。ご乗車の電車は強羅行きです。終点強羅には〇時〇分到着予定です。~~~~
それではこれから終点まで、し~ゃべりたおしてまいりま~す~っ!!!!
左に見えますのは~ 」
は?なんなんだこのアナウンスは!?
終点強羅まで喋り倒すとか正気の沙汰か!!
後々知ったんだが、ユニークなアナウンスでDJ車掌で有名な落合車掌のアナウンスらしい。
DJ車掌って聞くと ↑ の印象が強いんだけど。
車掌DJだけど・・・。
箱根登山鉄道の名所案内から箱根駅伝ランナーより電車の方が5分遅いというユニークな車内放送に車内は笑いに満ち溢れていた。
箱根湯本行きの電車とすれ違いの停車中に落合車掌との記念撮影大会が始まった。
皆さんも車掌が落合車掌だった時は記念撮影してみては?
終点の強羅駅に到着。
落合車掌はアナウンス通りにここまでの約40分喋り通していた。
あと、落合車掌は条約だけではなく駅員にも人気があるようで「おい!落合!!」と駅員に弄られていた。
仙石原を目指す
駅前の人通りの少ない所を探してロードバイクを組み立てた。
フロントのエンド金具を外した際に付属のたけのこバネを紛失してしまい、周辺を探すも見つからなかった・・・。
まずは、強羅駅から仙石原へ向かう。
強羅駅を出発してすぐに急な坂道が現れる。
早くこの坂終わってくれー!
やっと終わったと思ったらただの中腹でまだまだ先も坂のようだ・・・。
弱脚のド素人が攻めるには早すぎたようだ・・・。
後悔!!
やっと下り坂だと思ったら下った分の倍登らされるような道を漕ぐ。
森の中だったのが急に視界が開くなり平原が見えてきた。
やっと仙石原に到着。
路肩に止めて水分補給。
元箱根港を目指す
出発するとあっという間にススキの平原が終わり、森の中へ突入。
ここから芦ノ湖が見えるあたりまで下り坂で爽快だった。
芦ノ湖が見えてきた。
ここから先芦ノ湖と並走して走るもんだと思っていたが、森の中に突入。
下ったと思ったら下った分登らされるようなきつい道だった。
きつい山道を走っていると、芦ノ湖が見えてきた。
やっと元箱根港に到着。
丁度昼時だし、きつい坂道の所為で体力も下がれたので昼食にした。
近くの食堂でワカサギ定食を食べた。
河口湖で食べた時のものより小ぶりだったが、苦みが少なく美味かった。
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店を出ると空に黒い雲が空を覆っていて、雨が降らないか心配だな・・・。
ゴールの三島駅へ
元箱根港を出発するが、近くの道が車道は渋滞、歩道は観光客で溢れていてロードバイクを押して歩いて行った。
押して歩いているとコンビニを発見したので替えの飲料水を購入し再出発。
ここから先渋滞は解消されたのだが、ずっと長い上り坂が続いていく・・・。
ひたすら長い上り坂を漕いで行くと、道の駅箱根峠が見えてきた。
ひとまずここで休憩。
ここから先も坂道だし疲れたし・・・。
道の駅からは眼下に芦ノ湖が見える。
道の駅での休憩を終え出発。
ここから先まだまだ坂道。
かなりしんどいなと思っていたら遠くの方に箱根峠の標識が。
頂上はもうすぐだと必死に登り、箱根峠を越えると同時に静岡県入りを果たした。
ここから先下り坂が始まる。
路肩の広い箇所を見つけて休憩。
ホイールを触れてみるとホッカイロみたいに温かくなっていた。
下り坂だとブレーキの所為でカーボンホイールが熱くなると聞いたがこのことか。
あまりにも熱くなるとタイヤのチューブが溶けてパンクか、最悪ホイールが破損して落車。
気を付けなければ・・・。
ここから先にずっと下り坂で、ホイールとタイヤを労わるために所々休憩しながら下っていった・・・。
くねくねとした道の上、所々わだちが酷く車輪を取られそうになるのでブレーキかけないなんてことはできないし・・・。
この道は景色がいい場所が所々あり、三島の街と駿河湾が見える。
ずっと下り坂で、全く漕ぐ必要がないので、疲労も回復しつつあり、汗も引き、むしろ寒いくらい・・・。
伊豆フルーツパークの入り口付近にベンチを発見したので歩道にそれ、ベンチで休憩。
三島市は果たして伊豆なのか・・・?
休憩しているとなんか臭うぞ・・・。
臭い風が吹いている・・・。
もしかしてフルーツパークの果樹園の肥料の臭いか・・・?
実家の近くの畑で時々漂う臭いと一緒だし・・・。
俺じゃないという事を祈りたい!!
フルーツパークを出発して長い橋を渡ると三島の市街地に到着する。
箱根峠からここまでずっと下り坂だった。
三島側から登ったら地獄だったろうな・・・。
市街地を20分ほど走行し、三島駅に到着。
初の屋外での作業と疲労の為か輪行袋に収めるまで1時間かかってしまい日が完全に沈んでいたに・・・。
練習した甲斐がないな・・・。
新幹線で帰宅
夕食は駅のホームで立ち食いそばを食べた。
普段そこまで美味いと思わない駅ぞばも疲労のためがかなり美味かった。
ここの駅そばが美味いのかもしれないけど・・・。
駅のホームで待っていると、新幹線が何本も猛スピードで通過して行くので風圧が凄い・・・。
三島駅は新幹線が1時間に2,3本しか止まらないローカル駅なので30分ほど待って、東京行きのこだまがやってきた。
新幹線の座席は広いので、最後部座席の裏に自転車を余裕で置くことが出来た。
こんなことなら小田原まで新幹線で来ればよかった。
東京駅に到着。
そこから電車を乗り継いで帰宅した。
まとめ
箱根の坂道はきつかったが、森の中だったり、道から街を見下ろすような景色のいい所を通るので、自宅の近場では味わえないサイクリングで、結構思い出に残るサイクリングになった。
今回輪行グッズ分荷物が多く、背中が重かったので上り坂がいつも以上にきつかった。
次回は荷物を断捨離して軽量化に勤めよう・・・。
おわり。