タイトルの通り、会社を辞めて、新しいブログを立ち上げました。
↓の「元IT土方の供述」というブログです。
ちなみに会社を辞めたのは数ヵ月前です。
辞め方が特殊というか異常なので、念のため身バレを防ぐためにここまで隠してきました。(犯罪を犯して懲戒解雇ではないです)
会社を辞めた理由
私はIT業界、特にSI業、SIer、IT土方、と言われる、多重請負、多重派遣が当たり前に横行している業界に居ました。
理由は以下の通りです。
1. 派遣の仕事ばかり
私の居た会社は、客先常駐、それも派遣ばかりで、これって本当に正社員なの?と思えるような労働環境です。
一人で客先に派遣されて、周りは見ず知らずの人ばかり、相談相手すら居ません。
採用面接の段階では派遣だとは一切聞かされてないんですよね。
それも自社で仕事を請け負ってるとすら言ってました。
2. 薄給激務
残業は多く、毎日終電のというのも当たり前です。
それにも関わらず、残業代が全額支給されない。
月給も安く、残業代含めても年収300万前半くらいの薄給です。
3. 転職に不利
大手や自社サービスを運営しているなど、まともなIT企業に転職するには、マネジメント経験が条件となっている場合が多いですが、SESに居続ける限り経験できません。
年齢が上がれば上がるほど、そういう人材を求められます。
1社目を転職する際に、転職エージェントにも登録しましたが、オファーが来る企業が下請けSIerかIT派遣ばかりの時点で気付くべきでした。
ちなみに今辞めた会社は2社目です。
4. IT業界どの立場になっても激務
大手、中小、IT派遣、確かに大手>中小>IT派遣と幸福度は違いはありますが、
- 大手⇒高給激務
- 中小⇒平均前後で激務
- IT派遣⇒薄給激務
でどちらに転んでも激務です。
確かにプロジェクトによっては毎日定時で帰れたりしますが、激務のプロジェクトの方が圧倒的に多いです。
5. 定年40歳
定年35歳説って本当なんだなと思いました。
派遣先の年齢の条件として40歳まで、良くて50歳までというものがほとんどです。
それもIT派遣としては、高スキルで客との折衝もある案件でもです。
ちなみにIT派遣で言えばこれより上の求人はないと言っても良い求人です。
確かに、40歳を超えてる人をほとんど見かけないのも納得です。
6. そもそも会社員として働くこと自体に疑問
平日は家と会社の往復です。
休日が唯一の人生の楽しみです。
もし定時で帰れたとしても自由時間は5時間前後でしょう。
一人暮らしになると家事とかでマイナス1時間くらいは削られます。
そもそも定時で帰れること自体、稀な企業がほとんどの中、自由時間なんて数時間もしくは皆無何て当たり前です。
休日も完全週休二日制でも2日だけではやりたいことは一部しかできません。一人暮らしなら尚更。
日曜日に至っては、午後になると月曜日が憂鬱で、何もしたくなくなる。
そもそも、何かすると時間が早く過ぎてしまうので、いかに時間の流れを遅くするかに全力を傾けてしまうので何もしなくなります。
ちなみに、休日出勤を命じられた日にゃ、殺意が湧きます。
そんな日々を送っていると、何のために生きているのだろうか、こんな生活を一生送るのかと思うと虚無感しかありませんでした。
新しいブログを立ち上げた理由
元々ブログをはじめようと思ったきっかけが、会社を辞めようと思っていること、実体験をもとに自分のいる業界(IT業界)がどれだけ救いようのないところかを書き連ねていこうということです。
通勤・帰宅時間に、今の会社にどれだけストレスが溜まっているか、会社を辞めたい、社畜を辞めたいというブログを見るのが日課になっていて、それに触発されたのもあります。
しかし、実際に書いてみるとただ愚痴を書き連ねるブログになってしまい、「誰が見るんだこんなの・・・」と思ってしまい、公開する前にブログごと削除しました。
しばらくは、持ちネタのある旅行記を書きつつ、いい表現方法を模索してから会社、業界のことを書こうと思い、この「時系列完全無視放浪記」を立ち上げました。
個人的にはいい表現方法を見つけ、このブログに書こうと思いましたが、旅行記と嫌な仕事のことを混合して書くことに違和感を感じました。
具体的に言うと、「グルメ紹介」ブログなのに「排便」のことを書くくらいの違和感です。
だったら、新たにブログを立ち上げようとというこで、立ち上げました。
新しく始めるブログをこれからメインで更新していきます。
最後に、
5年以上もこの業界に居ましたが、もっと早く、1年以内にも辞めていればという後悔しかありません。
おわり。