2009年8月。
大学生だった俺は夏休みで暇を持て余していた。
そこでどこかに旅行にでも行こうかと思っていた。
そういや、富士山を生で見たことが無いので山梨県の河口湖へ行くことにした。
松岡修造も「今日からお前は、富士山だ!」と言ってるし。
富士急で河口湖へ
8月29日。
自宅の仙台から新幹線と電車を乗り継ぎ、新宿から「ホリデー快速河口湖」で大月へ向かった。
大月駅で降車。
河口湖行きの電車なのでそのまま乗車してもいいのでは?と思うかもしれないが、JR東日本のフリー切符(土・日きっぷ)なので、富士急に乗車するには別途河口湖駅までの切符を購入しないといけないのと乗ってみたい電車があったからだ。
富士急に乗り換えるため、JR東日本側の駅舎を出て、
隣の富士急側の駅舎に向かった。
JR以上にこじんまりとした駅だな。
ちなみに乗りたかったのはこれ。
富士登山電車という電車で、内装がちょっと豪華。
赤富士と青富士の2両編成で、赤富士の車両は着席券(200円)が必要だ。
ちなみに水戸岡鋭治さんというJR九州の列車とか岡山の路面電車とかデザインしてる人がデザインした電車だ。
ちなみにJR九州もこんな感じでちょっと豪華。
車内には本棚があったり、
物産品が展示してあったりと普通の電車と違って面白い。
あと、乗車記念に乗務員から富士登山電車の金太郎飴を頂いた。
三つ峠駅で電車すれ違いの為、10分ほど停車したので外観を撮影。
赤茶色の富士山のロゴがたくさん貼ってある車両だ。
電車は10分ほどで下吉田に到着。
下吉田でも電車すれ違いの為、ここでも15分ほど停車する。
ちなみに、駅前でフリーマーケットが行われているので特別に改札の外に出ても良いようなので出てみた。
新しく建て替えられたのかこじんまりとして、赤い屋根が特徴の綺麗な駅舎だった。
下吉田から10分弱で河口湖駅に到着。
思ったより大きな駅で、 駅前は観光客であふれていた。
河口湖駅からバスで河口湖へ
あと、駅前には、古い電車が展示してあった。
ちなみに富士急行の前身の富士山麓鉄道のモ1形という1929年に製造された車両らしい。
今でも走れそうなほど綺麗に保存されているな。
河口湖駅とあるが、河口湖までは1km弱あり、こんな8月の炎天下の中この距離を歩いたら熱中症になってしまうので、バスで河口湖まで向かった。
河口湖(遊覧船・ロープウェイ入口バス停)に到着。
山の上から富士山を拝めるため、カチカチ山ロープウェイで天上山公園へ向かうことにした。
ちなみに、ロープウェイの名の通りここが復讐は蜜の味という事を子供たちに示教してくれる昔話のカチカチ山の聖地らしい。
河口湖天上山公園 カチカチ山ロープウェイ | 富士山・河口湖観光 絶景スポット
ロープウェイは混んでいて、乗車するまで20分ほど待たされた。
しかし、自分の後ろには誰も並んでおらず、丁度タイミング悪く並ぶ羽目になったようだ。
進行方向逆方向からは河口湖を一望できる。
天上山公園散策
ロープウェイは頂上に到着。
頂上は地上より涼しいのかと思ったが変わらず暑かった。
頂上には富士山が!!!
と思ったが生憎の曇り空でまったく拝めることが出来なかった。
こんな近くなのに見れないなんて日頃の行いが悪いのか、不幸の星の下で生まれたのか・・・。
公園から先に道が続いているようなの行ってみる。
遊歩道というより、ただの登山道で、公園から先に向かう人はあまり居なかった。
途中、急な斜面を登っていくと小御嶽神社という神社が。
森の中にポツーンと立っていて、公園と違いあまり人影が無かった。
ここが天上山の頂上らしい。
小御嶽神社を後にして、先程の公園へ下山した。
下山していると薄曇りだった空が晴れてきたが、富士山にピンポイントで雲がかかっているので見えなかった。
富士山が見えないし、晴れてきて暑いし、腹が減ったので天上山公園を後にした。
つづく。