2010年8月。
当時大学生だった俺は、夏休みで暇を持て余していて、自宅でネットサーフィンをしていた。
そこで、たまたま宮城県に猫がたくさん居ることで有名な田代島というのを目にした。どうせ暇だしということで行ってみることにした。
東北本線と石巻線で石巻へ
8月5日。
まずは石巻を目指すため、仙台駅から気仙沼行きの快速「南三陸」に乗車した。
仙石線で仙台から石巻に直通で行けるが、そっちの方が混んでいるので東北本線、石巻線経由で行くことにした。
こちらも数少ない気仙沼行きの快速の為、ほぼ満席なほど混んでいた。
東北本線内は石巻線への分岐点の小牛田までノンストップの為、かなり飛ばしていて爽快だった。
だが、石巻線に分岐するとのんびり走り始める。
一時間ほどで前谷地駅に到着。
ここで石巻行きの列車に乗り換える。
石巻までは各駅停車なのでのんびりと田園風景の中を走行していく。
列車は20分ほどで石巻駅の到着。
次は網地島ライン埠頭に向かうバスに乗り換えようと思って時刻を確認すると、次のバスが11時半と1時間半以上先な上、1日3本しか走っていない超田舎路線だった。
バスは1日一度来る吉幾三の村よりマシだけど・・・。
仕方ないのでタクシーを使って埠頭へ・・・。
3本しかないので帰りもタクシーか・・・。
タクシーで10分弱で埠頭に到着。
乗船料を払って網地島ラインに乗船。
網地島ラインで田代島へ
世間は夏休みだけあって、終点の網地島で海水浴に向かう客では触れていた。
乗船しでほどなくして出港。
日和橋を潜ると、薄っすらと遠くの方に田代島が。
ウミネコの群れがが餌をねだりに船の周りを飛んでいた。
沖の方に出るほど波が高くなり、小さなこの船は結構揺れるので、近くに居るギャーギャー騒いでいた小学生がだんまりを決め込んでいた。
40分ほどで田代島の大泊港に到着。
こちらでは下船せず、次の仁斗田で降りる。
下船する人はおらずすぐに出発した。
船は出港して10分くらいで仁斗田港に到着。
田代島散策
早速、港の近くでごろごろしてる猫を発見。
レンタル自転車を借りるため、マンガアイランドへ。
細い路地を通って、
舗装されていない森の中を通って
マンガアイランドに到着。
そこで200円を支払い自転車を借りる。
マンガアイランドとなっているが民博兼自転車、釣り道具のレンタル場ってだけでマンガ関連の展示とかは一切なかった。
マンガアイランドを出発すると一切民家が見当たらない森の中を走行していく。
全く猫を見かけることは無く、見かけるのは虫と蛇とトカゲくらいだった。
威嚇なのか自転車の周囲を付いて回るオニヤンマが居た。
途中、森が開けてきて港とは反対側の海岸を見ることが出来る。
港の反対側は全く民家が無いな。
猫神社に到着。
小さな境内に猫の置物がたくさん置いてある。
暑い所為か、全く猫が居なかった。猫神社なのに。
猫神社から更に北上すると民家と海が見えてくる。
ここは大泊港のようだ。
猫は居なかったが、ウミネコならたくさんいた。
集落があるのに、全く猫も人も見かけないが、ウミネコだけはたくさんいる。
砂浜があるのに海水浴客すらいない・・・。
こういう誰もいない港っていうのも落ち着いてていいな。
目当ての猫が居ないので戻ろう。
虫と蛇とトカゲくらいしかいない山道を通って仁斗田に戻ると・・・。
猫がたくさん居るじゃないか!!
全くのデマだったんじゃないかと疑う所だったぜ・・・。
自転車を借りて島内一周した結果、スタート地点の仁斗田にたくさんいるとは・・・。
それにして猫ってそこにいるだけで癒されるな。
帰りの船の時間もあるので、マンガアイランドに自転車を返そうとした途中にも猫が。
自転車を返して帰りの船を港で待つ。
港の近くにも猫が居て、猫を拝めながら待っていた。
帰宅
帰りの船が来たので田代島を後にした。
石巻港に到着。
埠頭の近くに止まってたタクシーで石巻駅へ。
8月の暑い時期かつ、この年は猛暑だった所為か、猫があまり表に出ておらず思ったほど猫を鑑賞できなかった。
本当は春か秋ごろに行くのがいいんだろうな。
今は折り畳み自転車を持っているので、今度は田代島をサイクリングだ。
おわり。